マクロ経済学
自然失業率
Natural Rate of Unemployment
概要
労働市場が均衡しているときに存在する失業率。摩擦的・構造的失業のみが残る水準。
詳細解説
自然失業率とは、インフレを加速も減速もさせない失業率(NAIRU)のことであり、摩擦的失業と構造的失業のみが存在する状態での失業率を指す。
自然失業率の水準では、労働市場は長期的に均衡状態にある。長期フィリップス曲線はこの自然失業率の水準で垂直となり、金融・財政政策で失業率を恒久的に自然失業率以下に引き下げることはできないとされる。
試験対策のポイント
- 暗記必須:自然失業率=摩擦的失業+構造的失業。需要不足(循環的)失業を含まない。
- 頻出ポイント:長期フィリップス曲線が垂直になる失業率。金融・財政政策では下げられない。
- 関連づけ:構造的失業はミスマッチによるもので、職業訓練など供給側の政策で対応する。
提唱者・関連学者
ミルトン・フリードマンが1968年に自然失業率の概念を提唱した。