事案の概要データ
| 公表日 | 2026年10月6日 |
|---|---|
| 対象 | 通販サイト |
| 流出のおそれ | 最大54,916件 |
| 原因 | SQLインジェクション(脆弱性) |
図解:この事故の構造
本来の想定
検索欄やログイン欄に入力された文字は、ただの「文字」として扱われる。
実際に起きたこと
入力欄にデータベースへの命令文を混ぜられ、本来見えないはずのデータを引き出された(最大54,916件)。
何が起きたのか
アクティブは2026年10月6日、運営する通販サイトがSQLインジェクションによる攻撃を受け、最大54,916件の情報が流出したおそれがあることを公表しました。
SQLインジェクションとは
SQLインジェクションは、Webサイトの入力欄(検索ボックスやログインフォームなど)に、データベースへの命令文を混ぜて送り込む攻撃です。サイト側がその文字列をきちんと処理していないと、命令がそのままデータベースに届き、本来見えないはずのデータを引き出されてしまいます。
この攻撃は20年以上前から知られており、対策方法も確立されています。プログラムの書き方を正しくするだけで(専門的には「プレースホルダを使う」)、原理的に防げます。
それでも被害が続く理由は、古いプログラムが動き続けているからです。10年前に作ったサイトを、見た目だけ変えて使い続けているケースは珍しくありません。
中小企業が確認すべきこと
自社のWebサイトが何年前に作られたかを確認してください。5年以上前なら、一度診断を受ける価値があります。
また、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)を導入すれば、プログラムを直さなくても、この種の攻撃をある程度ブロックできます。月額数千円から利用できるサービスもあり、中小企業でも導入しやすい対策です。
制作会社に任せている場合は、「SQLインジェクション対策はされていますか」と一言聞くだけでも確認になります。
時系列で見る経過
- 2026年10月通販サイトがSQLインジェクション攻撃を受ける
- 2026年10月事案を把握し、調査を開始
- 2026年10月6日最大54,916件の流出のおそれを公表
中小企業が学ぶべきポイント
- SQLインジェクションは20年以上前からある攻撃。古いサイトほど狙われる。
- 5年以上前に作ったサイトは、一度脆弱性診断を受ける。
- WAFを導入すれば、プログラムを直さなくてもある程度防げる。月額数千円から。
- 制作会社に「SQLインジェクション対策はされていますか」と確認する。
出典・参考
ご注意
本記事は、各組織の公表資料および報道をもとに、要点をわかりやすく整理したものです。 被害件数は「漏えいした可能性のある最大件数」として公表されている場合があり、実際に漏えいが確定した件数とは異なることがあります。 また、調査の進展により内容が変わる場合があります。正確な情報は必ず出典元の公式発表をご確認ください。
本記事は、各組織の公表資料および報道をもとに、要点をわかりやすく整理したものです。 被害件数は「漏えいした可能性のある最大件数」として公表されている場合があり、実際に漏えいが確定した件数とは異なることがあります。 また、調査の進展により内容が変わる場合があります。正確な情報は必ず出典元の公式発表をご確認ください。