Flow of Foreigners Data 2024

訪日外国人 国内流動データ
分析レポート

2024年の訪日外国人が日本国内をどのように移動したか、都道府県間の流動(OD)データを分析しました。単位は千人/年です。

都道府県間流動 合計
4,926万人
同一都道府県内を除く
訪問先 第1位
京都府
約847万人が訪問
出発地 第1位
東京都
約999万人が他県へ移動
最大OD流動
大阪→京都
約465万人
1地域別の訪問者数

訪日外国人がどの地域を多く訪れているか、8地域+沖縄に分けて集計しました(同一都道府県内の移動を含む)。

地域別 訪問者数(千人)

ポイント:近畿地方(京都・大阪・奈良など)が約2,030万人と圧倒的に多く、全体の約29%を占めています。次いで関東(約1,752万人)、中部(約880万人)の順です。四国は約49万人と最も少なく、近畿の約40分の1にとどまります。
2訪問先(目的地)ランキング

他の都道府県から訪れた外国人の数が多い順にランキングしています。

都道府県別 訪問者数 Top 20(千人・同一県内除く)

ポイント:京都府(約847万人)、大阪府(約669万人)、東京都(約667万人)がトップ3です。注目すべきは奈良県が第4位(約291万人)に入っていること。京都・大阪からの日帰り訪問が非常に多いためです。山梨県(約243万人)が第6位なのは、富士山エリアへの訪問によるものです。
3出発地ランキング

その都道府県を出発点として他県へ移動した外国人の数です。

都道府県別 出発者数 Top 20(千人・同一県内除く)

ポイント:東京都(約999万人)が突出しています。成田・羽田空港から入国し、各地へ移動する外国人が多いためです。大阪府(約842万人)、京都府(約747万人)も関西国際空港を起点とした移動が多いです。
4都道府県間 流動ペア Top 20

出発地→目的地の組み合わせで最も人の流れが多いペアのランキングです。

順位 出発地 目的地 流動数(千人) 規模
ポイント:大阪→京都が約465万人で圧倒的1位。逆方向の京都→大阪は約301万人です。この「関西ゴールデンルート」が日本国内で最も太い訪日外国人の流動経路です。東京→京都(約166万人)、東京→神奈川(約163万人)も大きな流れです。大分→福岡、福岡→大分のペアが上位に入っているのは、別府・湯布院と福岡空港を結ぶ動きが活発なためです。
5同一都道府県内の流動

入国後、同じ都道府県内にとどまる滞在型の流動です。

県内流動 Top 10(千人)

県内流動の割合(上位)

ポイント:東京都(約448万人)と北海道(約445万人)が県内滞在型の双璧です。沖縄県(約368万人)は訪問者の大半が県内に留まっており、県外への流動が少ない「完結型」の観光地です。
6分析のまとめ

2024年 訪日外国人の国内移動 5つの特徴

① 近畿集中:京都・大阪・奈良を中心とする近畿地方が全流動の約3割を占め、日本最大の訪日観光圏です。

② 大阪⇔京都の太い動脈:大阪→京都(465万人)は全国1位。関西エリアは空港(関空)→大阪→京都→奈良という回遊ルートが確立しています。

③ 東京ハブ機能:東京は出発者数で999万人と最多。空港の入国拠点としての役割が大きく、ここから全国各地へ流れていきます。

④ 地方への分散:山梨(富士山)、広島(原爆ドーム・宮島)、大分(温泉)など、特定の観光資源を持つ県に大きな流動が見られます。

⑤ 沖縄・北海道の完結型:北海道と沖縄は県内流動が大きく、外国人が県内で完結する観光パターンが特徴的です。