レポートの概要
総務省「家計消費状況調査」は、インターネットを利用した世帯の支出を品目別に毎月とらえている統計です。 このレポートでは、直近5年(2021年5月〜2026年5月)の月次データから、 旅行・チケット・出前・家電・デジタルコンテンツ・食料といった特徴的な品目の動きを可視化しました。 コロナ禍からの回復や季節性が、品目ごとにはっきりと表れています。
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① ネット支出総額の推移(月次)
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出典:総務省統計局「家計消費状況調査」(e-Stat 統計表ID:0003168329)
② 特徴的な品目別の推移(月次)
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出典:総務省統計局「家計消費状況調査」(e-Stat 統計表ID:0003168329)
📊 このグラフのポイント
品目ごとに動きの「クセ」がまったく異なります。最も劇的なのが旅行関係費で、 コロナ禁足下の2021年5月には984円まで落ち込んでいたものが、2025年8月には7,546円へと約7.7倍に急拡大しました。 チケット(ライブ・イベント・スポーツ観戦など)も同じ夏場にピークを迎え、行動制限の解除とともに「体験消費」が一気に戻ってきたことがわかります。
- 旅行・チケットは夏(8月)に山:外出・レジャー需要の季節性がネット決済にもそのまま表れています。
- 出前は年末(12月)に山:コロナ期に定着した宅配・デリバリー需要が、その後も高止まりしています。
- 家電はほぼ横ばい:単価は高いものの購入頻度が低く、月次では落ち着いた動き。デジタルコンテンツは緩やかな右肩上がりです。
- 「モノ消費(家電・食料)」より「コト消費(旅行・チケット)」の伸びが鮮明。中小企業も体験価値やイベント連動型の販促に商機があります。
データから読み取れる3つのポイント
- ネット消費は「拡大」かつ「定着」フェーズへ。総額は5年で約4割増。もはや一部の消費者の行動ではなく、二人以上世帯の標準的な購買手段になっています。
- コト消費の回復力が強い。旅行・チケットはコロナ後に急回復し、コロナ前を上回る水準に。抑えられていた「体験したい」欲求が、そのままネット決済に流れ込んでいます。
- 季節性を読めば販促のタイミングが見える。旅行・チケットは夏、通販総額・出前は年末に山。自社商材がどの山に乗るかを見極めることが、限られた販促予算を活かす鍵になります。
📊 このグラフのポイント
インターネットを利用した1世帯当たりの月間支出(22品目計)は、右肩上がりで拡大を続けています。 年平均でみると2021年の約1万9千円から2025年には約2万7千円へと、5年で4割近く増えました。 毎年12月に大きな山ができるのが特徴で、年末のネット通販需要(ふるさと納税・お歳暮・ギフト・年末商戦)が反映されています。