構文解析とは
構文解析(Syntactic Analysis / Parsing)とは、文の文法的な構造を自動的に分析する自然言語処理タスクです。単語間の係り受け関係や句構造を明らかにし、文の意味理解の基盤を提供します。
構文解析の種類
構文解析には大きく2つのアプローチがあります。句構造解析(Constituency Parsing)は文を名詞句(NP)や動詞句(VP)などの階層的な構成要素に分解します。依存構造解析(Dependency Parsing)は単語間の修飾・被修飾関係(依存関係)を直接表現します。近年は依存構造解析の方が実用的なNLPタスクで広く使われています。
日本語の構文解析
日本語では「係り受け解析」と呼ばれることが多く、文節間の係り受け関係を分析します。CaboChaやKNPなどの係り受け解析器が利用されています。日本語は語順の自由度が高く、省略が多いため、英語に比べて構文解析の難易度が高いとされています。
深層学習による構文解析
近年はBERTなどの事前学習モデルを利用した構文解析器が高い精度を達成しています。spaCyやStanza(旧Stanford NLP)などのライブラリで、多言語対応の構文解析を容易に利用できます。