オントロジーとは
オントロジー(Ontology)とは、特定のドメイン(分野)における概念体系とそれらの間の関係を形式的に定義した知識表現です。元々は哲学の用語で「存在論」を意味しますが、情報科学では「ドメインの概念モデル」として知識の構造化に使用されます。
オントロジーの構成要素
オントロジーは、クラス(概念のカテゴリ)、インスタンス(具体的な実体)、プロパティ(属性)、関係(概念間のつながり)で構成されます。例えば「動物」クラスの下に「哺乳類」「鳥類」があり、「犬」は「哺乳類」のインスタンス、という階層構造を定義します。
オントロジーの表現言語
OWL(Web Ontology Language)はW3Cが標準化したオントロジー記述言語で、RDF(Resource Description Framework)の上に構築されています。RDFS(RDF Schema)はより軽量な知識表現の枠組みです。これらのセマンティックWeb技術を使って、機械が理解できる形で知識を記述します。
NLPにおけるオントロジー
WordNetは語彙のオントロジーとして自然言語処理で広く利用されています。医療分野のSNOMED CT、生物学のGene Ontologyなど、専門分野のオントロジーも存在します。知識グラフのスキーマ定義にもオントロジーが活用されています。