ブルーチーミング

Blue Teaming

ブルーチーミングとは

ブルーチーミング(Blue Teaming)とは、AIシステムを攻撃から防御し、安全性を維持するための防御的セキュリティ活動の総称です。レッドチーミングが攻撃者視点でシステムの脆弱性を発見するのに対し、ブルーチーミングは防御者視点でシステムの安全性を強化します。

ブルーチーミングの活動

AIにおけるブルーチーミングの主な活動には、入出力のフィルタリング機構の設計・実装、ガードレールの構築、異常な利用パターンの検知、インシデント対応計画の策定・実行などがあります。レッドチームが発見した脆弱性に対する修正や緩和策の実装も重要な役割です。

防御の多層化

効果的なブルーチーミングでは、単一の防御手法に頼らず、複数の防御層を組み合わせる「多層防御(Defense in Depth)」のアプローチを採用します。入力検証、モデルレベルの安全性調整、出力フィルタリング、モニタリング、人間による監視など、各段階で防御機能を実装します。

レッドチームとの連携

最も効果的な安全性確保は、レッドチームとブルーチームの継続的な協力によって実現されます。レッドチームが新たな脆弱性を発見し、ブルーチームがそれに対する防御策を講じ、再びレッドチームが防御の有効性を検証するという反復的なサイクルが、AIシステムの安全性を継続的に向上させます。この連携を「パープルチーミング」と呼ぶこともあります。