OECD AI原則とは
OECD AI原則(OECD Principles on Artificial Intelligence)とは、2019年にOECD(経済協力開発機構)が採択した、信頼性のあるAIの推進に向けた国際的な政策原則です。AI分野における初の政府間で合意された国際原則であり、46カ国が支持しています。
5つの原則
OECD AI原則は5つの価値ベースの原則を掲げています。包摂的な成長・持続可能な開発・幸福(AIは広範な便益をもたらすべき)、人間中心の価値と公平性(人権と民主的価値の尊重)、透明性と説明可能性(AIシステムの理解と異議申立ての機会)、堅牢性・安全性・セキュリティ(ライフサイクル全体でのリスク管理)、説明責任(適切な責任の帰属)です。
政策提言
OECD AI原則には政府向けの5つの政策提言も含まれています。AIの研究開発への投資、AIのためのデジタルエコシステムの整備、AIに関する政策環境の整備、人的能力の構築と労働市場の移行の支援、AI分野における国際協力の推進が求められています。
OECD AI Policy Observatory
OECDはAI政策に関する情報共有プラットフォーム「OECD AI Policy Observatory」を運営し、各国のAI政策の動向を追跡しています。G7広島AIプロセスやG20のAI議論にもOECD AI原則が土台として活用されています。