11年
平成16年わたしは2度めの受験に失敗し、絶望の中にいた。そんな時、「80分間の真実」は生まれた。
そして平成18年、わたしは4度目の受験に失敗し、完全にダークサイドに堕ちていた。そんな時、「続々80分間の真実」に出会った。
受験生として、参考書の執筆に初めて参加させていただいた。でも、明らかに自分は受験生でもレベルが高いと思っていた。ABAAだったし。しかし他人の解答を読んで、その思いは多少揺れた。100枚をこす再現答案を読んだ。レベルは低くても美しい文章で合格しているヒトもいるし、ぼちぼちロジカルで、ぼちぼち文章の美しいバランスの良い人もいたし、圧倒的にロジカルかつ文章の美しいロジカル・ビューティフル・モンスターもいた。なお、ロジカルレベルが低くて、文章が美しくないヒトは合格していなかった。文章の美しいには色々視点があると思うが・・・読みやすい、読んでいてすっと入ってくる文章は美しい。一文が長いのはいけない。
合格生に混じって、受験生としてプロジェクトに参加することは刺激がたくさんあったし、それ以上に屈辱もたくさん感じた。腹立たしいwとても腹立たしい。合格生は司会者やひな壇の前列にいるが、受験生は、ひな壇の最後尾にいる感じ。距離感はいつも感じていた。来年は絶対合格すると思った。(今年だって、私の解答の方がレベルが高い!と思っていたのは内緒♥) 翌年、平成19年無事合格することができた。そして、腹立たしさは感謝に変わり、「ふぞろいな合格答案」は生まれた。まあ、私が一人で産んだわけでも何でもないが、そのメンバの一人として誇らしかった。今までの受験参考書の中で一番、受験生に役立つものができたと思う。じつは、今まで8冊のふぞろいの中で一番分厚い、つまりページ数が多いらしい。溢れ出る思い。
気がつけばそこからも8年。ふぞろい8がもうすぐ発売される。(まだ、Amazonでは予約受け付け中)
そして、今年も11年間のメンバが集まる大同窓会。世代交代は進み、旧知のヒトもへりつつも、継続するってのは、ステキなものだ。今年のこそ、今までの受験参考書の中で一番、受験生に役立つものになっているのだと思う。
まあでも、ふぞろい1には及ばないとは思うがw
本年度受験生でふぞろい8に参画された勇気あるメンバーの合格を祈る。浮かれている合格生より、受験生の方がいいページを作っているはずだ。
そんなところで。