405が進まない

2015年8月10日

中小企業診断士の村上です。

30億÷405億 ≒ 7.4%
円滑化終了後の中小企業支援施策として、経営改善計画支援が405億円の予算で始まったわけですが、
予算が全然消化できず!ですね。

予算は消化するものでは、ないと思いますが、405億円の予算を作った時点では
それくらい支援を必要とする企業があると想定したわけですから、
我々支援する立場の人々が不足している現状がそのまま現れていますね。

今年度も色々やっていかねば!です。

経産省、中小の経営改善計画支援で補助金事業を来年度も継続
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20150129-04.html

 経済産業省は中小企業の経営改善計画づくりを税理士や地域金融機関が後押しする補助金制度を2015年度以降も継続する方針を決めた。

 中小企業金融円滑化法終了後の中小支援の目玉施策として、405億円もの予算を措置して13年3月に始まった事業だが、これまでの利用が30億円程度と低調で予算の大半が未消化のままこの3月末で終了する見通しだった。だが、関係機関の働きかけで、14年秋以降の利用が急増していることから未活用の事業費をいったん国庫に返納した上で、予算規模を縮小した形で続ける。

 この事業は中小企業の経営改善を促すため、中小との日常的な接点が深い税理士や地域金融機関の力を借りて計画づくりを進める「経営改善計画策定支援事業」。費用の3分の2を国が支援する。2万社の計画策定を目標に、12年度補正で405億円を予算措置した。

 だが税理士と金融機関の連携不足や、制度利用が見込まれる企業融資の多くは万が一、焦げ付いても代位弁済の対象となる信用保証協会による保証付きであることなどを理由に支援側が制度利用に二の足を踏んでいた。