Amazonも消費税がかかるようになる!

2016年2月7日

中小企業診断士の村上です。

海外WEB企業の消費税の取扱いは、以前より色々不満が出ていました。
本をWEBで買っても、Amazonだと消費税無料なのに、国内企業は消費税がかかって不公平だと。

そこでAmazonからも消費税をとる方向になりました。
与党が年末にまとめる平成27年度の税制改正大綱に消費税法の改正方針を盛り込み、政府は26日、現在は非課税となっている海外から
日本の消費者にインターネットで配信される電子書籍や音楽に対し消費税を課すことを決めた。

同年度中の適用を目指す。急拡大が続くネット配信市場で、
海外発の配信に対する税制面の扱いを国内と同じにして対等な条件を整える狙い。

そもそも、なぜAmazonは消費税を取られてなかったのでしょうか?
われわれは 海外のAmazonのサーバで購入しているので、国外取引をしているんですね。
だから日本国内でしかかからない消費税がかからなかったわけです。

 日本の消費税は税関を通って輸入されたモノに課税されるが、
ネット配信は税関を通らない「国外取引」とみなされ消費税が課されていない。

では、今後どうなるのでしょうか?
具体的な手続きは見えていませんが、
配信を受ける消費地で消費税がかかることになります。

新たな制度は、消費税の課税基準を現在の「配信企業の所在地」から
「配信を受ける消費地」に変更。

さらに日本向けに映像などを配信する海外企業に対し税務署への申告を義務付ける。
税の取りはぐれを防ぐため、海外当局に税金の徴収を要請する「徴収共助」という枠組みも活用する。

海外からのコンテンツ配信、来年度にも消費税課税へ アマゾンなど標的
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140626-00000573-san-bus_all

その一方で、
そもそも課税の考え方からして、国外のサーバの課税はおかしいんじゃない?
という意見もあります。
そもそも税金は国単位。
色々、国単位で奪い合いってのも切ないですね。

 

「アマゾンの消費税逃れを許すな」という主張は完全に間違っている
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamadajun/20131002-00028584/