謎が深まる、色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年

「色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年」
予定通り?たくさんの謎を放置する春樹作品。

春樹ファンは、常に、新作を期待していない。多分。
羊をめぐる冒険や、世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド、ノルウェイ森など
読んだ時の、果てしなく深い底まで沈む感覚、耽美感、こういったものは2度と味わえないかも
と思っているからだ。

でも、「色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年」は、
まず、いい作品だったと思う。
いろいろ、原点回帰を目指しながら進んでいる感が伝わってくる。

とはいえ、謎は残しすぎ。
でも、ミステリーではないので、謎は解けない。
謎でもない。
自分で考えて答を出すしか無い。

ということで、まずは、謎と思われることをピックアップする。

・シロは誰にレイプされたのか?
・シロは誰に殺されたのか?
・シロの心はいつから壊れていたのか?
・クロはなぜ、つくるを切ったのか?
・クロはなぜ、そこまで、シロをかばわないといけなかったのか?
・クロは本当に黒い部分がなく、シロを助けていたのか?
・灰田は実在するのか?
・灰田の父の話は実話なのか?
・灰田はなぜ消えたのか?
・6本指は誰なのか?
・アカはいつから男性しか愛せなくなったのか?
・アカと灰田の関連はあるのか?
・アオとクロはなぜ、アカのビジネスを嫌うのか?それとも性癖を嫌っているのか?
・アオは、シロかクロかを好きだったのか?
・沙羅は浮気をしているのか?それとも本気か?
・沙羅は、なぜ、ツクルに過去の巡礼を求めたのか?
・ツクルは新しい駅を作れない仕事に満足しているのか?

 


 

そういえば、 たさつくる は、実は黄色を持っていた。

蒼天すでに死す、黄天まさに立つべし

アオは実はすでに死んでいて、たさ黄つくる は自分の居場所を見つける。。
ちょっと違った(^^; 思考があらぬ方向に。。